非営利ボランティア団体未会

高槻市 非営利ボランティア団体 未会

未会(ひつじかい)とは大阪府高槻市を中心に活動する非営利ボランティア団体です。

高槻魂!!実行委員長ナカノアツシさんと未会会長吉田錦司との高槻魂!!秘話から今後に向けての対談

会長の「あの人と話したい」シリーズ第四弾

高槻のお祭りと言えば何が浮かびますか?
「高槻まつり」「高槻Jazz Street」そして「高槻魂!!」ですよね。

我らが未会会長も実行委員会に属しており、未会代表の吉田は副委員長の立場で責任をもって参加しています。未会のメンバーは、前日の設営から当日の警備、翌日の撤収作業まで、まさに総力を挙げてサポートしているイベントです。

今回は、この高槻魂!!の創設者であり実行委員長であるナカノアツシさんと未会代表のきんちゃんこと吉田錦司との対談をお送りします。


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「ナカノ委員長がやるから僕たちも全力で付いて行くんですよ!」


今回は「高槻魂!!」をテーマにお二人のお話しを聞きたいなぁと思っております。まずはお二人の出会いから教えてください。

ナカノアツシ(以下、委員長)「まだ高槻魂!!が現代劇場を会場としてた頃やから7年前ぐらいかな。その時に出演してたZILCONIAのナオが『面白いやついるんですよ』って紹介してくれたんよね。」

 

吉田錦司(以下、会長)「けど、ちゃんとお話ししたりするようになったのは、野外の高槻魂!!になった頃ですから、4年前ですかね?」

 

委員長「そんなもんなんや!もっと古い付き合いに感じるけど。そうやったね。でも最初はきんちゃんは俺のこと嫌がってたやんね?」

 

会長「嫌がってなんかないですよ。ただ僕らも未会として音楽や福祉を絡めたフェスを打ち出したいって考えてた時期だったっていう…」

 

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委員長「そうやったんや。俺は高槻内にそんなにたくさん知り合いがいるわけではなくて、高槻魂!!をやろうって最初に話したのはスムルースてバンドの徳ちゃんやねんけど、その徳ちゃん自身も香川出身で高槻在住ってだけで、高槻にたくさんの仲間がいるっていうタイプでもなかってん。

だから野外でフェスがしたいって言っても一緒に運営してくれるような仲間が見つからないっていう状況で、ZILCONIAのドラムとして知り合ってた(棚田)将次(未会・会計)がボランティア団体をやってるって聞いたから、それなら一緒にしようってお願いしたって流れかな。」

 

会長「そうですよね。その時に将次から『俺には手に負えへんから来てくれ』って連絡があって呼び出されたのを覚えてますよ。」

 

委員長「そこで話をして、今では実行委員会の副委員長まで務めてくれてるんやもんね。」

 

仲間が増えていくときって必然的ですよね。

 

委員長「その通りで1年目に『野外で音楽フェスがしたい!』って大きな声で言い続けてたら、足りない部分を補ってくれる人たちに必然的に出会えたんよね。

なんか恥ずかしいやん、やりたいことを声を大にして言うって。恥ずかしいし、馬鹿にもされるやろうし。でも言い続けてたらたまたま居酒屋で飲んでて隣にいたお兄ちゃんが看護師さんで、そこから看護担当で参加してくれるようになったり、夏の野外イベントのノウハウ持ってる人が親切に教えてくれたり、無料のイベントやったら企業を回って助けてもらった方がいいよってアドバイスくれたり、ボランティアスタッフってどうしたら集まってもらえるんやろうって考えてたらきんちゃんに出会えたりとか。」

 

会長「そうでしたね。」

 

委員長「これがもし自分が子供の時にできてたら、もっとすごいこと出来たんちゃうんかなって思うもんな。子供が恥ずかしがらずに大きい声で自分のやりたいこと、好きなことを言えるってめっちゃいいことやと思うし、そういう環境って大事やなって。なんかそれが高槻魂!!をやってわかった一番大きいことかなと思うな。」

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会長「高槻っていう街が、子どもがやりたいことを声を大にして言える街になれたら最高ですよね。大人たちは子供の夢を支えたり、大人でも困っている人がいたら誰かがさっと手を差し伸べたりできる街が高槻っていう。

そんな高槻で行われる高槻魂!!は、同じように一人の委員長という人が恥ずかしげもなくやりたいことを声を大にして、手を差し伸べたみんなで作り上げたっていうシンボルになる。わかってはいたけど、ちょっと感動するな。」

 

委員長「でも最初はきんちゃんも全然俺のこと信用してくれてなくて、全然心の扉を開けてくれへんかったよな(笑)」

 

会長「初めはね。信じてないというか、委員長をどんな人か知らなかったですからね。でも一緒に過ごす時間が増える中で考え方とか価値観とかが、委員長と自分で重なる部分が多いってわかったんですよ。その辺りが重なる人っていそうでそんなにいないんですよね。」

 

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委員長「でも徐々に心を開いてくれて、2年目辺りで『あれ?きんちゃんいたら高槻魂!!なんとかなるんちゃう?』って思えるぐらい活躍してくれて(笑)今では、きんちゃんが倒れたりでもしたら、俺はどうしたらいいかわからんくなるぐらい重要な存在になってるもん。」

 

会長「地元の高槻にずっといて、自分のことを仲間が担いでくれて僕は今までやってこれたんですけど、委員長は初めて自分が担ぐ立場になりたいと思えた人なんですよ。

そう思えたのも準備から撤収まで委員長自身が、どんなことでも自分自身で対応して動くから、その本気度がひしひしと伝わってきて。この人なら信じて僕も付いて行くぞってなりました。」

 

委員長の人柄にみんなが共鳴して行ってるんですね。

 

委員長「でも、ほんまに運営から全てを未会のみんなは助けてくれたよね。1年目は大変なことの連続で、雨も降ったし、小さなもめ事もあったしで。でも、そのときのきんちゃんの神対応は今でも伝説になってるし。」

 

会長「何かあるたびに『きんちゃん行ってきて!』って(笑)」

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1年目ってどういう年だったんですか?

 

委員長1年目は本当にいろんなことがあったよね。雨が降ってきて、ステージも濡れて、それに警察も来たりして、苦情もたくさんあったし。もう色んな所からお叱りを受けて。本当に大変な1年目ではあったかな。」

 

会長「音の部分とか、もめ事は多かったですよね。傍で見ていて、委員長の心が今にも折れるんじゃないかって。そうなったらすべてが終わってしまう、絶対にそれだけは避けないとって必死に支えたのを覚えてます。」

 

委員長「ほんまに色々あったよね。だから、その時にやめてしまうってのは簡単なんやろうなって思ったけど、実現したいもの、その理想を追い求めたいって強く思ったしやめなかった。

だからその後、ロックフェスからミュージックフェスに変更して、これフェスって言えるのかってぐらい音も下げるようにしたし、スピーカーはどこに向ければ迷惑にならないかって考えたり、高槻市からも嘘やろってぐらいの条件を課されたけど、そういう人たちの意見とか声を活かして今の高槻魂!!の基準が作られたから。

だからこそ、1年目とかで叱ってくれた人たちにも『いいイベントになったなぁ』って言ってもらえるようになりたいなって。本気で思うよね。」

 

強い思いがあるんですね。

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委員長「ほんまにピンチがいっぱいあって、それをきんちゃんと乗り越えてきたって感じもあるし、きんちゃんとやから乗り越えられたって部分も大きいかなって今は思うな。」

 

会長「色々ありましたよ。」

 

委員長「ずっと傍にいてくれたし、全体で会議するってときも先にきんちゃんに相談してから会議するし、勝手に今年の日程も決めたし。なんか自然とそうなっていったよね?」

 

会長「そうですね。本当に今思えば自然とそうなっていきましたよね。『役所行こうか』って声かけてもらって『はい』って動くみたいな。」

 

たくさんのピンチや苦労があっても続けてこれた理由ってなんですか?

 

委員長「たまに遠くに行って帰ってくると『やっぱり高槻っていいなぁ』って思うねんな。自分の性格とか体とか形成してくれたのは、この高槻っていう街のおかげやって思うし。その思いみたいなものも高槻魂!!には込めてるから。その恩返しって意味で言うと、まだまだしきれてないなぁって思うから。してもしてもしきれないんやろうけど、やっぱりこれからも続けていきたいって思う。」

 

会長はどうですか?

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会長「ぼくは委員長がやるっていうなら無条件でやっていきたいというのが本音としてあります。それと個人的な思いとしては、ただ表面的に楽しいっていうだけのフェスではなくて、困った人たちとか悩みがある人たちも気軽に立ち寄れて、何かしら相談できるようなイベントにしたいって思い続けてるんです。

だから育児相談のブースもですし、震災復興も、それから未会としてずっと続けてる86日に千羽鶴を広島に届ける活動と絡めた平和意識を伝えるブースもあります。それらがフェスに来てくれた人たちにとって何かしらを考えるいいきっかけになったらいいなって思いますね。」

 

高槻魂!!を通じて知ることが自然とできるっていいですね。

 

委員長「恥ずかしいことやねんけど高槻魂!!をするまでって自分の住むエリアとかコミュニティのことぐらいしかよく知らんかったんよね。

そのこと自体に高槻魂!!をすることで気づかされたし、そこから高槻市で働く人たちってどんな人たちなんやろとか、高槻市で商売している人たちの思いってすごい熱いものがあるんやとか、未会みたいな地域を支えようとしている人たちってこんなにおるんやとかって知ることができた。

そうなってくると自然と高槻のこれからがどういう方向に向かってるのかってのにも興味を持つようになったし、本当に高槻の色んなことについて深く知るきっかけにもなってくれたよね。」

 

会長「ぼくは高槻魂!!を通して委員長に色んな人に出会わせてもらったし、色んな人に未会を紹介してもらうこともできましたから。

高槻魂!!に参加する以前と以後では、未会の知名度は全然違ったと思うし、委員長のお陰だと思うことはとても多いんですよ。こうして未会が高槻魂!!に参加していることを前面に押し出してくれたことは、未会メンバーも本当にうれしかったって実際に言ってましたし、高槻魂!!以外の活動に対してもみんなのやる気が上がっていった。高槻魂!!は未会にとっても重要なきっかけになってると思います。」

 

委員長は未会をどう思いますか?

 

委員長「ボランティア活動って心の余裕がないとできないものやと思うから、単純にすごい人たちなんやなって思う。

それと未会はメンバーの癖が強いやん。特に見た目(笑)

若い時にやんちゃもしたけど、今は地域のために恩返しっていうか、貢献をしていってるって感じも好きやし。ほんまにみんないい奴やっていうのが伝わってくるからね。これだけのメンバーを集められる人ってなかなかいないと思うし。そういう意味ではきんちゃんは本当にすごいよね。未会はこれからどうなっていくの?」

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会長「青パトでの地域防犯パトロールとシープハウスを軸にして活動していきますが、将来的に、まずはうちの地域内で皆が安心して生活できるような環境を構築したいんです。

子育てや介護で学校・家庭・地域が連携しあえるのはもちろんのこと、すべての問題が相談できる窓口機能が地域にあるようにしたい。小中一貫校っていうのももちろん目指している大きなテーマですし、それらも全て校舎に集約されていてもいい。大きな意味での地域包括を実現するための未会でありたいと考えています。」

 

委員長「そういう取り組みが高槻一帯の地域で当たり前になったら、すごいやろうな。それこそおじいちゃんから子どもまでみんなが知り合いみたいないい町になりそうやもんね。まぁ昔はそうやったんやろうけど。」

 

会長「今問題にもなっている独居老人の方が、地域のどこに住んでおられるんだろうとか、助けを必要としている子供はどこに行けばいいんだろうっていうことが明確にわかるような地域にしたいんですよ。

昨今では個人情報などの問題がありますが、そこは学校を含め民生委員さんや福祉委員会さんたちとも連携するなど地域団体すべてがスクラムを組んで前へ進んでいきたいです。いろんな地域でその地域に合った活動を各々が行えば、高槻という街一帯が本当に良くなって行くのではないでしょうか。」

 

委員長「下町的な考え方やね。」

 

会長「教育に関わっていくと、本当にしんどい子たちっていうのがいるんだなっていうのが身に染みてわかります。そんな子たちにも、そうじゃないみんなと同じような経験を、同じように笑って泣いてって育ってほしいし、子どもの力でどうにもできないような環境による問題で躓いてなんかほしくないんですよ。そのために未会ができることはやっていきたい。本当にこれからの時代は、助け合いだって信じてるんですよ。」

 

委員長「その思いがあるならメンバーは悪いことできへんで(笑)」

 

見た目がワルっぽいだけに(笑)

 

会長「そうそうそうそう(笑)一回うちのメンバーが富田の方から地元の地域に車で移動してたんですよ。そしたらパトカーがずっと後ろに付いて来て、うちの地域に入った途端止められたってことがあったんです。それで『なんですか?』って警察の方に尋ねたら、『運転してる人の顔が恐そうやったから止めました』って(笑)」

 

委員長「そんなんあるんや(笑)」

 

会長「ほんとですよね。そんなのある?って(笑)」

 

個性が抜きんでている未会ならではのエピソードですね。

 

委員長「ほんまに普通に未会がしてることって、実は簡単にできることなんて一つもないからね。これだけのメンバーを従えて、それをやってのけてるっていうのは本当にすごいよね。」

 

これからの高槻魂!!ってどうなりますか?

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委員長「当たり前に続くっていうのが大切やから。1年目は衝動的やったし、2年目は反省を活かしてやって、3年目はやっと思う形に近づけたかなって。

高槻魂!!が僕自身の利益のためだけやったら、未会も他の方々も手伝ってくれてないと思うんですよ。高槻って街に根付いたもう1つ大きなお祭りを作りたいんですって気持ちがまず1番にあるし、その趣旨に高槻市も応えてくれてっていう中での高槻魂!!やから。だからこそ、これから何十年も先も変わらない、あって当たり前のイベントにならないといけないし、そうあり続けないといけない。

知名度だってまだまだこれからやって思うし、去年ぐらいに少しだけやけど、やっと色んな人に知ってもらえて来たなって感触も得られたし。今の規模やったら、誰かに任せてしまうこともできるかもしれないけど、もうちょっと自分の手であって当たり前のイベントに発展させたいかなと思ってます。」

 

会長「委員長が高槻を思ってやってる高槻魂!!やから、ぼくたちも絶対に付いて行きます。そして、これから何十年先も委員長には、ステージに立っていてほしい。大トリでステージに立つ委員長を見るのが本当に好きなんですよ。」

 

継続って未会のテーマでもあるし、高槻魂!!のテーマでもあるんですね。

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委員長「大きな声を出せたから、実現できたってのが高槻魂!!なんですよね。これと同じようにやりたいことを声を大にして言える地域とか、子どもがそういう夢を持ってるんやけどどうしたらいいかな?って親が気軽に相談できる地域になったらほんまにいいよね。」

 

会長「地域教育ってそういうことなんですよね。委員長とは考え方が一緒ってのがうれしいし、一緒にいても勉強になるし。高槻魂!!から、委員長から学べることは本当に多いですよ。」

委員長「きんちゃんの方が何倍もすごいけどね。」

 

会長「そんなことないですよ。」

 

今年はどうなりそうですか?

 

委員長「今年は5周年ていうこともあって、今までの夏休み日程から1週間前倒しにしてみたんよね。高槻の人は外に出かけやすい日程でもあるし、その分他の街の人たちが高槻に来てもらいやすい日程でもあるかなと。不安もあるけど、今までの日程だったら他のイベントと競合してたけど、それがなくなるっていうメリットもあるから。」

 

会長「たのしみですね。たくさんの方がフェスに来るために高槻に足を運んで下さるって、まさに発展の1つなんで、今年はそういう意味でも重要な回になりそうです。未会にとっても夏の恒例行事やし、やろかってなりますからね7月になると。今年も全力でやらせてもらいます。」

 

委員長「一緒にがんばろう。あ、それと今年は次の日、海の日なんで片づけに人が集まるっていうメリットもあるから(笑)片付けの時に人がたくさんいてくれたらいいな(笑)」

 

会長「本当ですね。僕もたのしみにしてます(笑)」

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今までの対談の中でひと際和やかな対談になったと思います。委員長の会長に対する信頼や、会長の委員長に感じる期待が言葉からあふれているようでした。

今年の高槻魂!!715日に開催決定です。未会も全力で盛り上げていきますので皆様もぜひ心から楽しんでくださいね。高槻魂!!に関する詳しい情報は「公式ホームページ」までどうぞ。

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