非営利ボランティア団体未会

高槻市 非営利ボランティア団体 未会

未会(ひつじかい)とは大阪府高槻市を中心に活動する非営利ボランティア団体です。

高槻市立城南中学校校長、安田さんと未会吉田会長との地域密着ボランティアについての対談

会長の「あの人と話したい」シリーズ第二弾

皆さんこんにちは、未会広報室室長の向井です。
今回の対談は高槻市立城南中学校の校長、安田信彦さんです。地元密着型のボランティアから、今後の校長の野望など、様々な角度から吉田会長とお話をされております。読み応え満点の内容ですので、ゆっくりご堪能いただければ幸いです。

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「未会と城南中学校は、切っても切れない間柄なんです。」


と未会会長の吉田は言います。

というのも、未会のメンバー自体が54年生まれの城南中学校卒業生が中心となっているんですね。なので地域に密着したボランティア活動を行う未会にとって「地域」というのは基本的には城南中学校区を指しているんです。

なので城南中学校が文字通り未会にとってのホームグラウンドということなんです。

そして今回の会長と対談いただくお相手は、2017年の4月から城南中学校校長に就任された安田校長先生です。地域教育のことから、これからのコラボレーション企画までじっくりお話してきました。


早速なんですが安田校長と吉田会長との出会いのきっかけからお伺いしたいのですが、やはり初めは先生と生徒というきっかけだったんですか?

安田校長(以下、校長) 私は、平成8年4月から15年まで城南中学校で教師を務めていたんですが、その後平成16年から13年間、教育委員会で活動して、今年の4月から校長として戻ってきたんですね。なので中学校という場においては、錦司さん(以下、吉田)と生徒と先生という関係はなかったですね。時期的には入れ替わりやね?

吉田 そうですね。僕は20期生なんで、平成8年3月に卒業していますからね。なので、ちょうど入れ替わりになりますね。

そうだったんですね。インタビュー収録前のお二人の会話をお聞きしていると、昔からの仲良くされておられたのかなと思っていました。会長をはじめとする未会の中心メンバーたちが卒業した後の城南中学校は、どんな学校だったんですか?

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校長 一言で言うと荒れていたというか、生徒指導上の課題が山積している状況でしたね。平成11年から13年までは生徒指導も担当していたので、よく覚えているんですが。

では大変な環境の中、大変な立場でお仕事されていたんですね。

校長 当時は、生徒指導という視点から学校の建て直しに取り組んでいました。その時に自分の方針として2つ大切にしていたことがありまして、1つは「子供の力を使おう」というもの。荒れている子供たちを、大人の力で抑え込んで問題の本質に蓋をするのではなくて、その子たちのことをみんなで認めてあげられるような環境を作ろうということなんです。もう1つは地域の人たちの力を借りて建て直すということです。この2つ目は、城南中学校だからできると考えた末に掲げた方針でしたね。

吉田 地域行事などで校長とお会いしてお話しさせていただく中でも、「地域」というワードを声に出してくれるのは僕たちにとっても非常に嬉しいことだと思いますね。昔から城南中学校に限らず、地域があるから学校がある、学校があるから地域が育つという相互関係の元に成り立っていたはずなんです。建て直しに限らず、これからの学校は今こそ地域と学校とが自然に作り上げてきた、形のない「繋がり」というものを見直すべきだと思います。これは未会の活動のメインテーマでもありますから。

校長 そうですよね。14年ぶりに城南中学校に戻ってきて感じたのは、城南って変わってないんだという安心感でしたね。学校という組織は、良くも悪くも定期的に先生も入れ替わるし、校長も入れ替わる。そうすると普通に考えて学校という組織の中身や空気感っていうものも、がらりと変わってしまうはずなんですよ。でもここ(城南中学校)は、変わってなかった。これっていうのは会長の世代が学校運営や学校教育に積極的に関わってくれていることによるものなんだと、わかりましたね。これは他の学校にはない、凄いことだと思うんですよ。

大抵の地域では、会長の年齢ぐらいになると地域から離れていき、都心に出たりして地域に残らない戻らないという人たちが大半ですよね。だから地域の年齢層というのは上がっていく一方でしょ?そうなると地域活動というものは数や実施が活発であったとしても、中心となる方たちの年齢のこともあって、様々な面で限界が来てしまう。こうなってしまうと地域という形そのものや、学校と地域の連携がどうしても途切れてしまうものなんですよね。

でも城南中学校の場合は、未会の存在によって、この問題というものが既に解消されているんですよね。これは教育現場の観点から言わせていただくと本当に凄いことだなと感じます。

未会が日頃当たり前のように行っている活動も、他の地域からすればとても貴重な活動になっているということなんですね。

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吉田 地域を支える立場というか、年代として、今思うのが「学校教育」と「地域教育」と「家庭教育」というのは、それぞれの役割をはっきりさせてこそ、どれも欠かせないものになるということです。そういったことを強く思う反面、今の社会は3つに分かれた教育の在り方や役割の全てを「学校教育」にまとめて押し付けてしまっているように感じています。

でも地域のことは地域で行わなければならないし、家庭は家庭でしかできないことが山ほどある。それぞれが独立して、互いに繋がるというのが本来の正しい在り方なんじゃないかなぁと思うからこそ学校教育と地域教育を繋ぐ、地域教育を確立するというのが、未会としてのやるべきことなのかとも思ってるんですけどね。

校長 会長が言ってくれたように何か社会的な問題が起きたときに、それが環境に起因するものであったり、それこそ家庭の枠組みの中で起こったことであったりしても、結局のところは「学校教育」という括りで問題が集約されてしまうと感じるときもあるにはありますね。じゃあ実際の学校教育現場はどうなっているんだというと、9教科を生徒たちに教えることで時間がかっちりと決められている、部活動も見なければならないという現場の教師の労働環境というものは過酷を極めていますから、それ以外に何かを教えたり、聞いてあげたり、受け止めてあげたりするっていう時間的な余裕や肉体的な余裕を持つというのは非常に難しいんですよね。

吉田 であればこそ、学校で教えられないことを教えるのは「地域教育」の役割だと思います。それこそ僕ら未会が、どうやって地域の子供たちにそれらを教えてあげられるのかということは、常に模索しています。子供たちが学校で教えてもらったことを、地域で実践して家庭に持ち帰る。そうして子供たちが成長し、地域を愛することができるはずなんですよ。

校長 サッカーでいうパス回しみたいな基本的なトレーニングが家庭教育の役割で、それを活かした練習試合をさせてあげるのが学校教育。じゃあ実戦形式で経験できるのはどこだというとやっぱり地域なんですよね。英語を家庭や学校で習ったとしても、それを実際に使うのは地域という社会なんだから。やっぱり実践という場として、学校教育を良くするためには地域教育が必要ですよ。

それぞれが成立した上で、連携できる関係性が大切だということですね。

校長 次の学習指導要領には、様々なことを「知る」、次にそれを「深く理解する」、そして最後は「使える」というところまで生徒たちを持っていくというものになる。この「使える」というところまで学校が辿り着くためには、地域教育というものが必要不可欠なんですよ。これは裏を返せば地域とどうやって連携していくかというのは、全国的な課題であることの証でもある。城南中学校は既にこの部分を確立できているわけですから、そういった面で言えば全国的なモデルになれると思うぐらいです。

全国の先生たちが視察に来たりするかもしれませんね。

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校長 実は、もう既に愛知県の学校などが視察に来たりもしているんですよ。

吉田 こういうことって、地域の人にとっても子供たちにとっても本当に誇らしいことですね。

校長 今って18歳で選挙権が与えられるわけじゃないですか。これを中学校の教師という立場から見ると、中学校を出て3年間で社会人に育てなければならないということになる。

これは、高校だけでなく中学校が強く意識して行かなければならないことなんだと思うんですね。中学校にいる間に社会人になるための力を身に付けさせてあげなければならない。といことは学校の教科だけでは足りないし、足りないのは何かというと地域という教科書なんですよ。これを教えてくれる地域の人たちの存在というのは、こういう視点からも必要なんです。

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吉田 子供たちに教えられる力のある大人っていうのは、家庭で言えば親、学校で言えば教師、地域で言えば地域で暮らす人たちですよね。

城南校区の地域の方たちは、幸いなことに子供たちや未会のことにとても興味を持ってくれています。地域での行事にしてもそうですけど、積極的に参加してくれたり、いろいろと動いてくれる。これは城南校区の強みだと思いますし、脈々と地域で受け継がれてきた地域を思う気持ちの表れなんですよね。こういう姿を子供たちも見て、感じ取れる何かがあるはずだし、そこで感じたことが豊かな心を育むはずだとも思っています。社会人になるの誰でもなれますけど、豊かな心をもった社会人というのは、育てようとしなければ育たないから。

校長 そういう面からも未会の活動というのは、すごい活動だと思うね。今日はいいきっかけだから会長にも聞きたいんだけど、日曜日とかに子供たちと活動してくれたり、水曜日には勉強会を開いてくれたとしている。この活動の根底には、どういう想いがあるんです?

吉田 地域の方々に自分たちも子供のころに、色々と面倒を見てもらったからということですね。だから次は自分たちも次の世代にしてあげられることは全部してあげたいんですよ。そのためには何をすればいいのかということを考えると、実際には答えが見つからない部分もあるにはあります。だからこそ、子供たちと接点を持つこと、とにかく地域の子供たちと関わっていくことがしたいんです。ただ見ているよりも子供たちと深く関わることで、子供たちの抱えている問題や、もともと持っている良い部分なんていうものが少しずつ見えてくる。それを一緒に考えてあげたいし、大切にしてあげたいって思うんですよ。これが活動への想いといえば想いですね。

校長 活動がうまく行かなかったこととかありました?

吉田 それはたくさんありましたよ。活動に付随する責任の所在はどうするのか、そういうことにバッシングを受けたり、活動に対する反対意見が出て来たりして前に進みにくくなるというのは日常茶飯事ですよ。これらについてはルールみたいなことも考えますし、考えているだけでは解決に至らないので、まずは着手してみるんですが、結局は心配事としてどこかに今も付いて回っていますね。

校長 未会のメンバーともそういう問題点や意見に対することって話し合ったりするの?

吉田 もちろん話し合います。僕が今これからやりたいことについても全ては、総会という会議の場に議題として挙げて、みんなの意見を聞き、みんなでやるやらないを判断して決定しています。これは時間がかかるので、一見遠回りにも見えるんですが、未会のメンバーで膝を突き合わせて話合えば、どんな内容であっても自然とアイデアが出て来たり、自分たちが前向きになるような意見が出てくるんです。もちろん議論の過程では、ネガティヴな意見というものも多数ありますけれども、これもとことん議論しています。

僕がなぜ今それをしたいのか、どうして続けて行きたいのかという想いを共有できれば、メンバーはわかってくれますし、全力で力になってくれる。そうやって子供たちと直接関わる「シープハウス」が形になり、継続もできている。「シープファーム」なんかもスタート前は「誰が水をやりに行くんだ」なんていう基本的な問題点に関する意見も出ていました。それでも今は、メンバーが支えて続けられている。

全ては未会のメンバーの根底には「地域教育をしっかりしたい」「地域を良くしたい」という、みんなが同じ想いを共有できているからこそだとは思うんですけどね。

校長 なるほどね。今聞いたような吉田会長を始めとする未会の皆さんの姿勢っていうのは、自分が考える子供たちに付けてあげたい力にとても重なるんですよ。誰にしても考える力っていうのは必要で、何かしら問題にぶち当たったときに、それを解決するためには頭を働かせないといけないんですけど。じゃあ、それでも解決できないときはどうするんだというと、仲間や周りの人とチームワークという形をもって話し合ったり協力を得て、解決策を見出すんです。ここから更にその解決策を試す行動力というものも必要になる。

社会人になると当たり前のように求められる力を、今の城南中学校の生徒たちに教えてあげたい。未会は、誰に言われたわけでもなく、それができているのが素晴らしいですね。

それと、小学校までは「夢」を持つだけでいいじゃないですか、自分のやりたいこと、なりたいものって何なんだろうと考えて、夢を描く。でも中学は「志」が大切なんだと思うんですよ。志というのは、夢のように自分だけのためっていうのではなく、夢を通じて誰かのためになろうっていうものなんですよ。会長と未会のメンバーの皆さんはこういう志を持っているというところも、子供たちにとっての地域の教科書になるんじゃないかなぁと思います。

吉田 自分が志を持てたというのも、この地域で育ったところが大きいと思います。自分たちが子供のころに接してくれた先生や大人たちは、自分の事をしっかりと受け止めてくれていましたし、助けてもくれていたんです。そういう経験や環境が今の自分を形作ってくれていますから。気になるのは、今の城南中学校にも自分たちの頃と同じような熱い先生っているんですか?

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校長 今の先生方も本当にアツいですよ。ここに来て安心したと最初に言いましたけれども、若い世代の先生方っていうのが本当にアツい想いを持ってやってくれていることも理由の1つなんですよ。教師としてここにいた頃から、時間もある程度経ったけれども、あの時感じた城南スピリットていうのが今もなおアツく受け継がれてるんだなぁと。

学園物のドラマに共通しているセリフがあるんですが、教師役の俳優が「お前たちは俺の夢だ!」って言うんですよ。今の先生たちは、そういう想いをしっかり持っていると思いますよ。授業にせよ部活にせよ。本当にアツい気持ちでいっぱいです。

吉田 地域の人間にとっては、学校の先生の人柄とかは見えにくいですからね。校長がそう言ってくださるとみんなが安心しますよ。

校長 そうやって学校教育という中でしっかりやっていけばいくほどに、それ以外の地域との連携や、役割の分担というものが重要になってくるんですよね。

吉田 たとえば地域の防犯なんかは、先生がいない夜間の時間帯になるでしょうから、やっぱりこれは地域でやるべきだと思うんです。今年は未会としても、夜間見回りの防犯にも力を入れていかないといけないと考えてます。

校長も話しておられるように、分担ができれば負担というもの自体は半分になるし、それぞれが持っている力を活かすこともできる。この2者の連携がうまく回っていると、家庭環境も自然と付いて来てくれると思うんです。学校と地域が連携してやっていれば、そこに暮らす家庭は、この地域に住んでいて良かったと思ってくれるはずですし、家庭で手に負えない部分は学校に任せればいいし、しんどいことがあれば地域の人たちに声をかければいい。実際にそうするかどうかは別として、こういう安心感みたいなものが絶えずあるというのが、僕の理想の地域ですから。これは、実現したい。

校長 個々の子供たちには個々の問題があるだろうし、それを解消するという極端なことではなく、地域の人たちみんなで見守ってあげられるっていうのがいいですよね。
昔に先生と子供たちとPTAの方々で学校生活改革会議っていうのをやっていたんですよ。自分たちの学校を、どういう学校にしていきたいかっていう意見を出し合って、ブレインストーミングするっていう会議なんですけどね。

次はこれに地域の人たちっていう視点を加えて、もう一度やりたいなと思いましたね。地域の人の願い、保護者の願い、子供たちの願い、教師の願いっていうのを合わせて、理想の中学校を考えるっていう会議やりたいんですよ。

吉田 いいですね。行事はあるけれども、別々の立場の人たちが同じテーブルについて話をする機会というのは本当に限られていますからね。似たような形であって会議ではないんですけれど、去年の道徳の公開講座の時に前校長から未会も参加してほしいという依頼をもらったんです。それもシンポジウム形式でやりたいんだっていう。その時の内容というか公開講座自体が、本当にいい時間だったし、いいものになったと実感しているんです。形は違いますけど、これもきっといいものになるでしょうね。

―子供たちにしても先生にしても、地域の人たちにしてもみんなで関わり合っているっていう皮膚感覚が、そういう場でなら得られるんですよね。

校長 そうなんですよ。この関わっているっていう感覚が大切だというのがよくわかるのが広島東洋カープですよね。

オーナーが率いているような他球団とは違い、自前経営で尚且つ黒字経営が成り立っている唯一の球団なんですけど。選手は地元の球団として地元の人たちに喜んでもらおうと思って精一杯プレーする、それを見て地元の人たちはもっともっと応援したくなる。それらを見て育つ子供たちが、広島東洋カープに憧れて選手として入団するっていうサイクル。城南中学校も、そうなれると思う。子供たちは、地域の人たちに応援してもらって、勉強や行事に精一杯取り組んでってね。それを見て、ここに通いたいという次の世代が来てっていう。

吉田 形は違えど、サイクルは同じですよね。

校長 そう。結局は同じなんですよ。そうなっていくためにも未会からは、会議の場で地域の立場として意見を出してもらいたい。多面的、多角的な意見というのは学校経営上とても大切ですから、情報面はそうやって議論し補い合っていく。そして行動にも移していく、行動面の連携ももちろんやっていきたいですね。

吉田 校長がこう言ってくださるっていうのは非常にありがたいことです。僕は、先生たちが地域に興味をなくしたら負けだと思っているんですよ。それは誰の負けっていうと、地域の負けでしかないんです。ぼくは、先生が自ら地域に関りたいと思わせたいんですよ。強制的な参加、職務的な参加なんていうものではなく、自主的に参加したくなるっていうのは興味がないとできないことじゃないですか。面白そうだと思ったり、一緒に何かいいものを考えてみたいって思ってもらって連携できるっていうのが、一番じゃないですか。そして、そこで僕らの地域教育っていうものを先生たちに見てほしいんです。これがないと連携は続かないし、いい連携を生み出すにも必要不可欠な要素ですし。本当にいい意味で学校と地域っていうのが切磋琢磨して、子供たちのための環境が創り出されていくはずだと信じているんです。

校長 その通りですね。さっき出た会議体というのもいいけど、例えば学校にカフェ的な地域連絡室みたいなものを設置して、いつでも密な情報交換できるような場所ていうのもあるといいかもしれない。

吉田 難しいとは思うけど、気軽に立ち寄れる場所ってなってくれたらうれしいですよね。シープハウスっていう活動も学習支援でありながら、子供たちの第3の居場所なんですよ。しんどい時に駆け込める場所っていうのが地域には必要だし、これからの時代は学校がそういう存在になっていくべきなのかもしれない。子供や親が安心して暮らせる地域という土台に、開かれた学校が中心にあるのは理想的ですね。

校長 こういうアイデアがでるっていうのも、やっぱり学校・地域・家庭っていう3者は繋がっていかないとだめだという想いのもとですからね。この軸をブレることなく維持できれば、豊かな心を持った子供が育っていくっていう同じ思いがある。

ちょっと話は変わるけど、教師時代に中庭に生徒たちが誇れるようなものを作りたいなぁって企画でビオトープを作ったんですよ。あれから時間も経ってるし、ここを新しく生まれ変わらせるのを未会の皆さんと一緒にできないかなと思いましたね。子供たちの手で作ったものだから、地域の皆さんと維持できたら素敵だなと。ちょっと面積も広すぎるから、維持を考えると大変だし、そのあたりを少し整備して城南ファームなんていうのもいいですね。

吉田 いいですね。城南ファーム。そこで野菜を育てて、みんなで収穫して食べる。シープファームで培ったノウハウもありますからね。子供たちと一緒になってできるはずです。

これって他の学校はあまりやっていないことなんじゃないですか?

校長 大阪府下で見ればやっている学校もあるにはあります。でも、どれだけ子供たちが関わっているかは分からないんですけど。でもここまで地域と子供たちが一緒になって取り組むっていうものは、他には無いかもしれないですね。学校だけの授業にしても意味はないし、地域の人たちにただ解放したというのもちょっと意味が違うし。

吉田 それが本当に大きいですよね。そこにはこだわりたいですね。企画会議から皆でやっていくというのもいいかもしれないですよね。城南ファームで地域と子供たちで作る畑。これを具体化して城南地域を広く発信するきっかけにもしたいですね。

今日は、お二方の関係性が時間的に見てもこれからという状況で、どういう対談になるのか不安だったんですけど、だんだんと企画会議になっていくというまさかの展開でしたね。

校長 それはね会長が色々アイデアを投げてくれるからですよ。地域の方が、これだけ関わってくれているっていう安心感と想いがあるからですよ。

吉田 校長先生も同じですよ。一地域の人間にこんなにオープンに接してくれるなんてありませんから。いきなり「対談して下さい」って希望を受けてくれる校長先生なんていないですよ(笑)。そういう校長から、任せたくなる未会と感じていて貰いたいし、もっとしっかりやっていきたいとも思いますしね。先生らの良さを伝えていくのも地域の役割でもあるから。

校長 さっきでた会議でグランドデザインをもっと作り込んでいく、同じ方針を以て地域と学校と保護者と生徒が進んでいくのもいいね。

吉田 いいですね。ぜひやりましょう。

校長 1年後にもまた対談しましょう。そこで今日、出たアイデアがどれだけ実現できているのか、それらの感想なんかも話し合うっていう。

吉田
 いいですね。それから他にも・・・・・


(編集後記)
この後も、会長、校長からの溢れるアイデアの数々で企画会議のようになりましたので、ここでいったん締めさせていただきます。

安田校長も地域との連携が大切だという想いを持っておられることを確認できた会長にとっても未会にとっても、これからの関係性や連携に良い風を吹き込んでくれる対談となったのではないでしょうか。 安田新校長の下、スタートを切った城南中学校と未会のこれからの活躍にも、ぜひご期待くださいませ。

次回の会長対談は、前城南中学校長であり現在は薫英幼稚園の園長を務めておられる山岡園長と会長の対談です。どうぞお楽しみに。

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